FXについてその2:FXの特徴=「レバレッジ」によって大きな取引が可能

前回はFXとは外国為替証拠金取引であるという話をしました。
FXが個人投資家から広く人気を集めている理由の1つに、「レバレッジ」があります。
 
たとえば、「ドル円(ドルと円の通貨ペア。米ドルを日本円で買う、もしくは売るトレード)」の現在値が1ドル100円だったとして、
①「今後ドルの値段が上がるだろう」と見込んだ場合に「買い(ロング)」のポジション(売買を注文している状態)を持ち、その後101円に値上がりした時点で決済をする。
②逆にドルが「下がるだろう」と見込んで、「売り(ショート)」のポジションをもち、その後99円に値下がりした時点で決済をする。
これらはそれぞれ「1円」の利益となります。
 
しかし、これでは正直あまり旨味のあるトレードとは言えないですよね。
10万円分の取引をした場合でも、1000円しか儲かりません。(1ドル=100円なので、10万円で取引できる通貨の量は1000ドル分まで。そこで1円の利益が出たら1000×1円=1000円の利益という計算)
 
そこで登場したのが「証拠金」取引です。
この仕組みを使うことで、同じ10万円分の取引に対して「レバレッジ」がかけられるようになりました。
 
「レバレッジ(leverage)」は「てこ」を意味しますが、預け入れた10万円を証拠金(担保)にして、「てこの作用」を利用して数十倍、数百倍の金額で取引ができます。
仮に100倍のレバレッジでトレードをした場合、先述の①②のケースではそれぞれ「10万円」の利益になります。
 
(証拠金10万円×レバレッジ100倍)÷レート100円×変動1円=利益10万円
 
元手の資金10万円に対して、利益が10万円なので、こうなるとかなり美味しい話になってきます。
このような仕組みによってFXは個人投資家の間で一気に人気が広がっていきました。
ただ、もちろん美味しい話だけではありません。
 
もしも値動きの読みが外れて、ドル円の値が「逆側に1円」進んだ場合は、先述の①②のケースでは損失も10万円になってしまいます。
元手資金10万円に対して10万円の損失なので、すなわちそれは「全損」を意味します。
 
そこで、実際に取引を行う上では「勝ち方」と「上手な負け方(損切りとも言います)」を知る必要があり、そのバランスをとることができるかどうかが重要となってくるわけです。
ちなみに、日本国内の証券口座におけるレバレッジの上限は「25倍」です。
逆に、海外業者はの多くは500倍、もしくはそれ以上のレバレッジ取引が可能な業者も存在しています。
 
なので、「小資金から成り上がる」ということを目指す人にとっては、国内業者よりも圧倒的に海外業者の方が遥かに魅力的に映ると思います。
おすすめは「エクスネス(exness)」で僕自身も今現在使っています。
 
是非、参考にしてみてください。